会津三十三観音 第18番札所 滝沢観音堂
当館から約10分の場所にあり、白虎隊やさざえ堂で知られる飯盛山からもほど近く
景勝地である白糸の滝を拝むことができます。
滝沢の名の通り、滝の麓に佇む観音堂です。
滝沢は地名となっており、
白虎隊が滝沢本陣から戸ノ口原へ出陣した際に使用した「滝沢峠」から
少し降りた場所に車を停めて
不動川(滝沢川)を上流へとゆっくり歩いて10分程の場所に滝が見えてきます。
観音堂は慶安3年(1650年)に一箕山八幡神社の拝殿西隣に創建されたと伝わり、
現在も旧滝沢観音堂は境内に残されています。
明治時代初頭に発令された神仏分離令により
現在地である滝沢不動院境内に遷されます。
お時間ある方は、一箕山八幡神社の参拝からいかがでしょうか。
そちらもいつかアップいたしますね!
観音堂の他、白糸神社、不動尊が並んでいます。
境内迄続く、赤い幟は、不動講の奉納のぼりです。
滝沢観音堂への道なりに、石碑がいくつも目に入りますが
会津では昔ながらの「講」の文化は聞かなくなりました。
日本の文化が見直されている中で
三十三観音巡りと共に、掘り起こされることもあるかもしれませんね。
つい先日、出羽三山講に出ようと話しておりました。
改めて、観音様とは・・・
常に人々を観ていて、助けを求める衆生の声(音)を聞いては、たちまち救ってくださるという意味から、
「観音様」と呼ばれています。
滝沢観音堂の本尊は「聖観音」
聖観音とは、六観音の一尊で、
六観音とは、六種の死の世界への道に迷い苦しむ衆生を六種の観音様が救うという考えから生まれたもの。
聖観音は、千手観音や馬頭観音のように変化したお姿でなく、より人間に近いお姿の観音様で、
身近な存在として、多くの民衆を救う観音様です。
不動明王の側には、今にも動き出しそうなお地蔵様が。
御詠歌
「 滝沢の落ちて流るる滝の水 かかる末々 弥勒なるらん 」
歌のとおり、滝の水 かかる末々には、龍神様が待っていたようです。
見つけましたか??(^^)
上流から転がって来たのでしょうか。
この地に着くなり、龍神様と目が合って、ハッとしました。
この上流には、二の滝、三の滝とあって、修験者の修行の場だったそうです。
現在は立入りができなくなっています。
滝沢峠を越えた湊町赤井地区には、荒脛巾神社(アラハバキ神社)があります。
赤井とは、井戸から赤水が出る為で、江戸時代以前から製鉄文化があったとされる土地です。
日本遺産フェスティバル開催記念がきっかけで巡礼をスタートしましたが
観音様や神社を巡っていると、タイムトラベルしているようで大変楽しいです。
ただ、基礎知識がない分、ブログへのご紹介に時間がかかってしまっています。
三十三観音巡りを通して日本の巡礼について一緒に学んでいきましょう♪
\🐻参拝には熊鈴を忘れずに/
当館より車で約10分
《Information》
「第18番札所 滝沢観音」
住所:会津若松市一箕町八幡滝沢
日本遺産HP:https://aizu33.jp/tw/cultural_assets/274/
旅行好きが転じて旅館に就職。あちこち飛び回っておもしろいことを日々発見中!喫茶店love女子。只今育児奮闘中。
くつろぎ宿 千代滝・新滝
くつろぎ宿は、会津東山温泉街に千代滝と新滝というおもむきの異なる2つの旅館を運営しています。
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くつろぎ宿千代滝
千代滝は、東山温泉郷を一望できる高台にあります。
館内には会津の地酒は常時30種類以上をご用意した、日本酒バー「地酒の館」もございますので、遅くまで地酒をお楽しみいただけます。
風呂は10階と2階の二か所にございます。
10階にある「遊月の湯」からは、会津城下町の夜景をはじめ、温泉街や温泉郷をご覧いただけます。天気の良い日には綺麗な星空が広がることも。
» 千代滝 ホームページ
くつろぎ宿新滝
新滝は、東山温泉街中心部、川沿いにあります。
館内には、歴代の会津藩公の湯治場だった岩風呂をはじめ、戊辰戦争のときに土方歳三が刀傷を癒した猿の湯に由縁あるお風呂など、4種類の源泉かけ流しのお風呂がございます。
» 新滝 ホームページ