くつろぎ宿のこだわりである「お酒」。
ただいま「くつろぎ宿新滝」でリニューアル中のメインダイニング「會KAI~米どころ酒どころ~」でも会津の日本酒をお伝えすべく、取り組んでいます。
(「會」に関する記事はこちら)
くつろぎ宿では会津地酒にこだわり、会津地酒に合うお料理をご用意しています。
この記事では、そんな当館のお料理と一緒に楽しめる会津の日本酒をご紹介していきます!
創作会津郷土料理膳
くつろぎ宿では、ご夕食に「創作会津郷土料理膳」をご用意しています。
地元の旬な食材をもちいながら、会津の伝統的な郷土料理だけでなく、今の会津の魅力をお伝えできるお料理をご案内しています。
会津産コシヒカリ、郷土料理こづゆ、特製バター醤油ソースにつけてお召し上がりいただく国産牛の陶板焼、会津の旬野菜のサラダは豆腐のディップと一緒に,,,
一品一品にこだわりを持ち、ご提供させて頂いております。
美味しい会津地酒と一緒にご夕食をお楽しいいただきたく、本ブログ記事では当館の各料理に合う日本酒をシリーズで紹介しています。
こづゆ×会津の地酒
こづゆ
こづゆは会津の代表的な郷土料理です。
その歴史は江戸時代の武家文化にさかのぼると言われていますが、会津では各家庭のお正月やお祝いの席で振る舞われる家庭料理として各地に定着していきました。
昔、山国の会津では海鮮物は乾物ではいってくる高級品でした。
こづゆはホタテの干し貝柱をふんだんにつかってダシをとり、そこにニンジンや里芋などの山の幸がくわわります。
小さな豆麩(まめふ)というお麩がのるのも特徴です。
ダシの旨味がよくきいていて、品のある味わいが楽しめます。
くつろぎ宿では新滝と千代滝の和食膳プランの平椀と、千代滝の夕食ビュッフェでご用意しています。
今回はこづゆのダシの旨味と、日本酒のもつ米の旨味のバランスた楽しめる会津の日本酒を紹介します。
稲川酒造 「七重郎 純米大吟醸無濾過原酒」
稲川酒造は磐梯山の麓、猪苗代湖の近くにある酒造です。
磐梯山の伏流水を仕込み水にし、伝統を大切に酒造りを続けています。
七重郎は全国新酒鑑評会で金賞を受賞する蔵元の代表銘柄です。
「七重郎 純米大吟醸無濾過原酒」はスッと立ち上がる爽やかな香り、なめらかでふくらみのある口あたりの後には、輪郭のある米の旨味が、喉にほのかな甘みを残しながら、ゆっくりと消えてゆく余韻が心地良い一品です。
こづゆ×七重郎 純米大吟醸無濾過原酒
「こづゆ」のお出汁の旨味には、ふくよかな米の旨味を感じられるお酒はいかがでしょう?
こづゆのホタテの干し貝柱からでてくる旨味と、日本酒に表現された米の旨味とがバランス良くまとまり、じっくりとその味わいを堪能できる組み合わせです。
七重郎は原酒ではありますが、16度とアルコール度数は抑えられていますので飲みやすく、原酒ならではの濃醇な味わいをしっかりと感じられます。
ついついお酒が進んでしまうかも?
七重郎は地元流通が多く、実績と知名度、そして抜群の美味しさの割には会津の外ではあまり見かけないお酒かなと思います。
くつろぎ宿では常時ご用意しておりますので、ご来館の際はぜひ一度お試しください。
次回予告
今回はこづゆの旨味と米の旨味を楽しめる会津地酒を紹介しました。
日本酒はその土地の空気や水、土や人が醸すものです。
ぜひ、会津にお越し頂き、当館で会津の日本酒をお楽しみください。
次回はお造りでお出ししている「生トロ湯葉刺し」をテーマに、大豆の甘みを引き立てる華やかな残り香を楽しめる日本酒を紹介します。
くつろぎ宿 千代滝・新滝
くつろぎ宿は、会津東山温泉街に千代滝と新滝というおもむきの異なる2つの旅館を運営しています。
» くつろぎ宿 総合サイト
» 公式 Instagram
くつろぎ宿千代滝
千代滝は、東山温泉郷を一望できる高台にあります。
館内には会津の地酒は常時30種類以上をご用意した、日本酒バー「地酒の館」もございますので、遅くまで地酒をお楽しみいただけます。
風呂は10階と2階の二か所にございます。
10階にある「遊月の湯」からは、会津城下町の夜景をはじめ、温泉街や温泉郷をご覧いただけます。天気の良い日には綺麗な星空が広がることも。
» 千代滝 ホームページ
くつろぎ宿新滝
新滝は、東山温泉街中心部、川沿いにあります。
館内には、歴代の会津藩公の湯治場だった岩風呂をはじめ、戊辰戦争のときに土方歳三が刀傷を癒した猿の湯に由縁あるお風呂など、4種類の源泉かけ流しのお風呂がございます。
» 新滝 ホームページ