今日は、千代滝と新滝で飲める末廣酒造さんの2つの純米酒を紹介します。
末廣酒造 伝承山廃純米 末廣
「山廃仕込み」で造られたお酒です。山廃とは明治時代に誕生した酵母を育成するための技術。「きもと造り」でおこなわれている「山卸し」という作業を廃したことから名づけられました。
この山廃、開発のための試験醸造がおこなわれていたのが末廣酒造なんです。それ以来、開発者の嘉儀金一郎直伝の山廃として親しまれています。角のないまるい口当たりが特徴です。
末廣酒造 伝承生もと 末廣
さて、こちらは「きもと造り」で造られたお酒です。
「山卸し」という蒸米をすり潰す作業によって酵母を育成しています。
末廣酒造では、この山卸しを女性が素足で踏みつぶす方法でおこなっています。荒踏と呼ばれるこの山卸し作業は創業当時から伝わる製法とのこと。
上段の山廃純米もそうですが、当時の作り方を継承してるから伝承なんですね。
蔵元自らが濃厚で野太い味わいと表現する伝統の一杯です。
製法の違いを楽しむ。
製法の違い、味わいの違いと、飲み比べしがいのある2種類の純米酒を紹介しました。
こうした製法の違いを知った上で飲むと、より深い味わいを楽しめるかもしれません。
千代滝と新滝のダイニング会場のほか、千代滝の地酒の館でお楽しみいただけます。
千代滝と新滝で飲める末廣酒造のお酒一覧はこちら。
当館では現在、7種類の末廣酒造のお酒が楽しめます!
末廣酒造は見学ができます。
なんと、末廣酒造は事前予約なしで見学ができます。毎日30分おきに開催しています。
こちらのブログで詳細をお伝えしておりますので、どうぞご覧ください。
マーケティング部所属。
会津の歴史や文化を調べるのがライフワーク。読書は多読気味。たまにラーメンや登山。いわゆるアラサー。
くつろぎ宿 千代滝・新滝
くつろぎ宿は、会津東山温泉街に千代滝と新滝というおもむきの異なる2つの旅館を運営しています。
» くつろぎ宿 総合サイト
» 公式 Instagram
くつろぎ宿千代滝
千代滝は、東山温泉郷を一望できる高台にあります。
館内には会津の地酒は常時30種類以上をご用意した、日本酒バー「地酒の館」もございますので、遅くまで地酒をお楽しみいただけます。
風呂は10階と2階の二か所にございます。
10階にある「遊月の湯」からは、会津城下町の夜景をはじめ、温泉街や温泉郷をご覧いただけます。天気の良い日には綺麗な星空が広がることも。
» 千代滝 ホームページ
くつろぎ宿新滝
新滝は、東山温泉街中心部、川沿いにあります。
館内には、歴代の会津藩公の湯治場だった岩風呂をはじめ、戊辰戦争のときに土方歳三が刀傷を癒した猿の湯に由縁あるお風呂など、4種類の源泉かけ流しのお風呂がございます。
» 新滝 ホームページ