会津若松市街地にある末廣(すえひろ)酒造さんでは、酒蔵の見学ができます。
七日町からもほど近く、会津若松市内でも人気の観光スポットの一つです。
末廣酒造とは?
江戸時代、1850年創業の老舗の酒造です。全国新酒鑑評会やSAKE COMPETITIONをはじめとした国内コンテストのみならず、International Wine Challengeなど海外でのコンテストでも多くの金賞受賞酒を生み出しています。
そんな末廣酒造さんですが、なんと毎日無料で酒蔵見学ツアーを行っています!しかも30分毎。酒好きにはたまらないだけでなく、江戸時代から続く老舗らしく、実は蔵内には歴史を感じさせる逸品がたくさんあります。
酒蔵見学
ツアーは10時から30分ごとに始まります。個人での参加であれば特に予約も必要ありません。分かりやすい場所に案内がでていますので、時間を確認して案内板の前にいるだけです。
まずは現代の酒造りについて説明してくださいます。日本酒に関する特別な知識はいりません。分かりやすく製造工程を説明してくださいます。「ほほぉ、こんな機会を使ってるのか…」「へぇ、この樽からそれだけの量のお酒が…」と、初めての方でも興味深く聞けること間違いなしです。
こんな風にお米の精米について教えて貰ったり…
酒米ごとの違いを見せて貰ったりと、こうした説明を聞いてから日本酒を飲むと、お酒の飲み口の違いが感覚としてより分かってきます。
その後では昔の醸造について教えてくださいます。さすがは歴史ある末廣酒造さん、当時の道具がしっかり保管されています。「山廃」という製法をご存知でしょうか?日本酒には山卸しという蒸した米や麹をすりつぶす作業が必要だったのですが、手間と時間がかかり大変でした。その作業を省いても同じ味わいがでるように開発された製法が山廃という製法なのですが、そのための試験醸造を行ったのがここ、末廣酒造の嘉永蔵でした。
見学ツアーでは、そんな山廃についても丁寧に説明してくださいます。
そして最後はなんと、昔の嘉永蔵の居住スペースを案内してくださいます。
ここにはなんと徳川慶喜、松平容保、野口英世という錚々たる人物から、昔の当主に送られた書が展示されています。嘉永蔵の歴史を感じる空間です。
最後はもちろん試飲ができます!売店では嘉永蔵でしか買えないお酒も販売しており、いつまでも楽しめる空間です‥。
末広酒造 嘉永蔵 情報
福島県会津若松市日新町12-38
0242―27―0002
ホームページ
※酒蔵見学は毎日10時から30分おきです。
マーケティング部所属。
会津の歴史や文化を調べるのがライフワーク。読書は多読気味。たまにラーメンや登山。いわゆるアラサー。
くつろぎ宿 千代滝・新滝
くつろぎ宿は、会津東山温泉街に千代滝と新滝というおもむきの異なる2つの旅館を運営しています。
» くつろぎ宿 総合サイト
» 公式 Instagram
くつろぎ宿千代滝
千代滝は、東山温泉郷を一望できる高台にあります。
館内には会津の地酒は常時30種類以上をご用意した、日本酒バー「地酒の館」もございますので、遅くまで地酒をお楽しみいただけます。
風呂は10階と2階の二か所にございます。
10階にある「遊月の湯」からは、会津城下町の夜景をはじめ、温泉街や温泉郷をご覧いただけます。天気の良い日には綺麗な星空が広がることも。
» 千代滝 ホームページ
くつろぎ宿新滝
新滝は、東山温泉街中心部、川沿いにあります。
館内には、歴代の会津藩公の湯治場だった岩風呂をはじめ、戊辰戦争のときに土方歳三が刀傷を癒した猿の湯に由縁あるお風呂など、4種類の源泉かけ流しのお風呂がございます。
» 新滝 ホームページ